給付率が高く、利用者も右肩上がりの専門実践教育訓練給付金。
でも、どんな講座が人気なのかはいまいち知られていません。
そこで、専門実践教育訓練給付がいったい何の講座に使われているのか調べました。
この記事では、講座の受講者が多い順にランキング形式で発表していきます。
(参考:職業安定分科会雇用保険部会(第180回)教育訓練給付関係参考資料)

令和5年6月時点で発表されている最新のものです。
(令和3年度に受講開始した人のデータ)


【専門実践教育訓練給付金】受講者が多い講座ランキング
第1位:介護福祉士
専門実践教育訓練給付金、利用者が多いランキングの、
第1位は介護福祉士となりました。
受講者数は10,500人、専門実践教育訓練給付を使った人の約30%が介護福祉士の講座を受講しています。
しかし、教育訓練支援給付金はほとんど利用者がいないようです。
つまり、通学よりも通信や、夜間に働きながら受講するというパターンが多いのでしょう。
受講期間の目安は約3ヶ月から6ヶ月の講座が多いです。
介護・福祉分野は常に人が不足しており、就職に結びつきやすいのも人気の理由でしょう。
\ 介護福祉士についての詳細や講座の資料一括請求はこちらから /第2位:キャリアコンサルタント


第2位はキャリアコンサルタントです。
受講者数は7,200人、全体の約20%となりました。
教育訓練支援給付金はあまり利用されていないようです。
通学よりも通信や夜間で働きながら受講するというパターンが多いのでしょう。
受講期間の目安は3ヶ月〜6ヶ月の講座が多いです。
\ キャリアコンサルタントについての詳細や講座の資料一括請求はこちらから /第3位:看護師


第4位は看護師です。
受講者数は約3,800人、全体の約10%です。
教育訓練支援給付金の利用者数ではぶっちぎりの1位で、約1,050人が利用しているようです。
看護学校は受講期間も3年と長期になるので、教育訓練支援給付金を利用しながら通学する人が多いようです。
教育訓練支援給付金のあるなしは大きな違いになります。
行きたい方は事前にしっかり計画しておきましょう。
\ 看護師についての詳細や講座の資料一括請求はこちらから /第4位:社会福祉士
第3位は社会福祉士となりました。
受講者数は約3,600人で、全体の約10%となっています。
教育訓練支援給付金は約110人程度の利用となっています。
受講数からするとかなり少ないので、通信や夜間で働きながら学ぶ人が多いのでしょう。
\ 社会福祉士についての詳細や講座の資料一括請求はこちらから /第5位:第四次産業革命スキル習得講座


第5位は第四次産業革命スキル習得講座です。
受講者数は約1,700人、約4%です。
第四次産業革命スキル習得講座とは、
IT・データを中心とした将来の成長が強く見込まれる分野の高度な専門性が身に付く講座です。
具体的には、AI、IoT、データサイエンス、クラウド、高度なセキュリティやネットワーク、IT利活用(自動車モデルベース開発、自動運転、生産システムデジタル設計)などの分野が挙げられます。
教育訓練支援給付金の利用者は約190人です。



国はこの分野を伸ばしていくことに力を入れているため、今後も対象講座、受講者ともに増えていくことが予想されます。
第6位:専門職学位(ビジネス、MOT)
第6位は専門職学位(ビジネス、MOT)です。
受講者数は約1,600人、全体の約4%です。
教育訓練支援給付金はあまり利用されていないようです。
夜間や土日に働きながら学ぶ人が多いのでしょう。
第7位:精神保健福祉士
第6位は精神保健福祉士です。
受講者数は約1,400人、約4%です。
教育訓練支援給付金の利用者は少ないようです。
通信や夜間で働きながら学ぶ人が多いのでしょう。
\ 精神保健福祉士についての詳細や講座の資料一括請求はこちらから /まとめ
以上、ランキングでした。
上位7つの講座で、全利用者の84%も占めていました。
ランキングにあなたの取りたい資格はありましたか?
専門実践教育訓練給付は、他の教育訓練給付制度に比べて圧倒的に給付率が高いです。



受講したい講座があった場合は、積極的に専門実践教育訓練給付を使いましょう!