【求職者支援制度】出席率8割の計算方法は?遅刻、早退の場合など徹底解説!

  • URLをコピーしました!

職業訓練受講給付金(10万円)は職業訓練への出席率が8割を下回ってしまうと10万円が不支給になります。

10万円が支給されないとかなり痛いですよね。

絶対に8割を下回らないようにしなければいけません。

そこで、この記事では、出席率の計算方法について解説します。

この記事を読めば、職業訓練受講給付金(10万円)が、何日休むと不支給になるのか明確になり、訓練計画が立てやすくなります。

この記事がおすすめな人
  • 職業訓練受講給付金を受けながら訓練に通っている人
  • 今後、職業訓練受講給付金を受けながら訓練に通いたい人
この記事を書いた人

こよおじ(雇用保険おじさん)

YouTubeチャンネルを始めました。

YouTube:こよおじの雇用保険ゆっくり解説チャンネル

チャンネル登録、応援よろしくお願いします。

目次

出席率の計算方法

いつからいつまでの出席率?

支給単位期間ごとに出席率を計算します。

支給単位期間とは、訓練開始日から1ヶ月ごとに区切った期間です。

例えば、

訓練開始日が「4/7」であれば「4/7 〜 5/6」が支給単位期間です。

この支給単位期間の中で、出席率が8割以上あるかどうかで、職業訓練受講給付金(10万円)の支給、不支給が決まります。

支給に必要な出席日数は?

必要な出席日数(小数点以下は切り上げ) = 訓練が行われた日数 × 0.8

以上の計算式で出すことができます。

例えば、

訓練が行われる日数を「20日」としましょう。

この場合、職業訓練受講給付金(10万円)の支給に必要な日数は16日となります。

次に、訓練の行われる日数を「19日」とします。

この場合も、職業訓練受講給付金(10万円)の支給に必要な日数は16日となります。

19日に0.8をかけると15.2日になりますが、計算結果を切り上げるため、16日必要です。

こよおじ

必要な出席日数は、実質的に小数点以下が切り上がることになりますので、注意しましょう。

休める日数は?

休める日数 = 訓練が行われた日数 ー 必要な出席日数(小数点切り上げ)

で出すことができます。

休みの日数の数え方

1日休んだ欠席「1」とカウント
遅刻・早退をした
(1日の半分以上「出席」した場合)
欠席「1/2」とカウント
遅刻・早退をした
(1日の半分以上「欠席」した場合)
欠席「1」とカウント
こよおじ

少なくとも「1日の半分は出たか」がポイントです。

(例):「6コマ」授業の日

※遅刻して3限目の途中に着いたケース

遅刻しているものの、1日の半分以上は出席しているので、欠席「1/2」とカウントします。

※遅刻して4コマ目の途中に着いたケース

遅刻し、1日の半分も出席できていないので、欠席「1」とカウントします。

具体例

こよおじ

ここからはイメージが湧くように具体例を見ていきます。

❶:出席率「8割以上」で職業訓練受講給付金(10万円)支給のケース

支給単位期間4/7 〜 5/6
訓練が行われた日数19日
支給のために必要な出席日数16日
休める日数3日
欠席「1日」4/19 , 5/1
欠席「1/2日」4/12 , 4/26
こよおじ

早退した日(4/12 , 26)も半分以上は出席していますので、欠席は「1/2」となります。

こよおじ

欠席が3日以内に収まっており、出席率8割以上です。

職業訓練受講給付金(10万円)支給となります。

❷:出席率「8割未満」で職業訓練受講給付金(10万円)不支給のケース

支給単位期間4/7 〜 5/6
訓練が行われた日数19日
支給のために必要な出席日数16日
休める日数3日
欠席「1日」4/19 , 4/12 , 4/26 , 5/1
こよおじ

早退した日(4/12 , 26)は半分以上欠席していますので、どちらも欠席「1」となります。

(受講証明のグレー部分は参考のために記載)

こよおじ

計4日休んでいるため、出席率8割を下回りました。

職業訓練受講給付金(10万円)は不支給となります。

まとめ

支給単位期間の中で、出席率が8割以上あるかどうかで、支給、不支給が決まります。

支給単位期間とは、訓練開始日から1ヶ月ごとに区切った期間です。

まずは、支給単位期間がいつからいつまでなのかを確実に把握しましょう。

支給に必要な出席日数は、

必要な日数(小数点以下は切り上げ) = 授業がある日数 * 0.8

の計算式で出すことができます。

遅刻、早退をした場合、

  • 一日の半分以上出席していれば、欠席「1/2」とカウント
  • 1日の半分未満の出席であれば、欠席「1」とカウント

します。

職業訓練受講給付金を受けながら職業訓練校に通う人は、この記事を何度も読み返し、是が非でも出席率8割を確保しましょう。

受けたい講座のお得な探し方は?

STEP
まずは、職業訓練校を探す

まずは自分の学びたい分野や、取りたい資格の職業訓練校がないかを探しましょう。

職業訓練校の最大のメリットは受講料が無料であることです。

通学はもちろん、eラーニングの職業訓練もあります。

また、訓練期間中には雇用保険の基本手当がもらえたり、月10万円の職業訓練受講給付金を受けながら通うこともできます。

給付面の手厚さで言うと、職業訓練校がぶっちぎりでお得です。

こよおじ

新卒者を対象とした長期間の職業訓練は受講料有料の訓練もありますが、かなり格安ですので、第一の選択肢としていいでしょう。

STEP
専門実践教育訓練給付+教育訓練支援給付金で受講できないかを検討する

専門実践教育訓練教育訓練給付と教育訓練支援給付金を組み合わせると、職業訓練校まではいかないまでも、かなり手厚い給付を受けることが出来ます。

職業訓練校で学びたい分野がなかった人は、次の選択肢はこの組み合わせになるでしょう。

こよおじ

ただし、通信や夜間の講座、受講開始日の時点で45歳以上の人は教育訓練支援給付金が使えませんので注意です。

STEP
専門実践、特定一般、一般教育訓練給付を使って受講する

教育訓練給付の給付率は

専門実践>特定一般>一般

の順に高いです。

よって、学びたい講座が、

①専門実践教育訓練給付に対応していないか

②特定一般教育訓練給付に対応していないか

③一般教育訓練給付に対応していないか

の順に探していきましょう。

(PR)学校の資料請求は「Brush UP学び」がおすすめ!

たくさんある学校の講座を一つ一つ調べて資料を請求するのは大変ですよね。

そんな時は「Brush UP学び」がおすすめ。

「Brush UP学び」なら、気になった学校、講座の資料を一括で請求できるんです。

また、資格の概要や、合格率に関する記事も豊富に掲載されていますので、どの分野を学び直すかを決めかねている人にとっても非常に有用なサイトです。

人生を変える選択です。

妥協せずに、自分に合った学校や講座を見つけましょう。

この記事が気に入ったら
フォローしてね!

よかったらシェアしてね!
  • URLをコピーしました!
目次