【解説】職業訓練校に行きながらアルバイトはできるのか?損をする働き方など徹底解説!

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職業訓練校に行ってる間ってアルバイトはできるのかしら?

学業に専念したいのは山々だけど生活費のこともあるし。

こよおじ

結論、アルバイトできます。

やった!アルバイトしていいんですね!

こよおじ

でも、働き方を間違えると非常に「損」なんです。

時には働かなければよかったなんてことも・・・。

え?「損」?

わたし「損」したくありません!

こよおじ

では、今日は職業訓練中のアルバイトについて解説していきます。

この記事でわかること
  • 週にどのくらい働けるのか?
  • 損をする働き方は?
  • オススメの働き方は?
この記事を書いた人

こよおじ(雇用保険おじさん)

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目次

どれくらいの時間ならアルバイトしていいの?

それは「週20時間未満」です。

週20時間以上で働いている人は、就職状態であると判断され、職業訓練に関するすべての給付が終了します。(職業訓練校は主に離職者を対象としているため。)

40時間のフルタイムが就職と思いがちですが、

雇用保険では、週20時間以上が就職です。

就職すると原則退校となり、仕事に専念する形となります。

これはみなさんの望むアルバイトの働き方ではないでしょう。

まず前提として、アルバイトをする場合は「週20時間未満」に抑えてください。

「受講指示」で職業訓練校に通う人の損をする働き方は?

1日4時間以上で働くと基本的に損する可能性が高いです。

4時間以上働いた日は

  • 「基本手当」
  • 「通所手当」
  • 「受講手当」

すべてが支給されません。

4時間以上働くと、その日は失業していなかったという扱いになります。

失業していない日は、雇用保険から給付は出ないのです。

こよおじ

言葉では分かりにくいので図にしてみました。

(基本手当、通所手当の額は一例です。)

図をご覧のとおり、土日に4時間以上のアルバイトをすることで、本来土日に支給される「基本手当」「通所手当」がカットされます。

学校が休みの土日に働こうと考える人も多いと思いますが、

アルバイトをすることで、むしろトータルの収入額が下がってしまうことさえあります。

以上のように、

1日4時間以上のアルバイトは、よほど高時給でない限り、損する可能性が高いです。

「受講指示」で職業訓練校に通う人にオススメの働き方は?

1日の労働時間を4時間未満にするのがオススメです。

4時間未満のアルバイトをすると、

  1. 減額されず、通常の額が支給される
  2. 減額されて支給される
  3. 支給されない

の3パターンに分かれます。

どうせ働くのなら減額されたくありませんので「❶のパターン」を狙いましょう。

どのようにして減額されるかされないかのパターンが決まるのか?

アルバイトで稼いだ額によってパターンが決まります。

具体的に書くと、

減額されない収入額 = ( 賃金日額 × 0.8 + 1331)ー 基本手当

この額までに収まれば❶のパターンになり、減額されません。

つまり、ギリギリこの額に収まるように働けば一番お得と言えます。

図にすると以下のようになります。

要は、図の点線をはみ出ないように働けばいいのです。

「賃金日額」や「基本手当」は雇用保険受給資格者証に載っていますので、ご自身で計算し❶のパターンを狙っていきましょう。

R5.8.1改訂版:失業給付 減額・不支給 早見表

計算が面倒な方は、以下の早見表をご覧ください。

こよおじ

多少の誤差はあるかもしれませんが、このくらいというイメージでお願いします。

こよおじ

赤字までは稼いでも減額されませんので、そのあたりを狙いましょう。

「受講指示」以外で職業訓練校に通う人の働き方は?

「支援指示(給付あり)」で職業訓練校に通う人の働き方

以下の3点に気をつけて働きましょう。

  • 週20時間未満
  • ご自身の収入が月8万円を超えないこと
  • ご自身を含んだ世帯の収入が月30万円を超えないこと
こよおじ

4時間以上とか、未満とかは関係ありません。

収入額が全てです。

「支援指示(受講給付金なし)」で職業訓練校に通う人の働き方

週20時間未満であれば、どう働いても構いません。

こよおじ

退校にならないよう、20時間未満でアルバイトをしてください。

「受講推薦(給付なし)」で職業訓練校に通う人の働き方

週20時間未満であれば、どう働いても構いません。

こよおじ

退校にならないよう、20時間未満でアルバイトをしてください。

まとめ

職業訓練校に行きながらアルバイトをする場合は、週20時間未満で働きましょう。

「受講指示」で職業訓練校に通う人は、

1日の労働時間を4時間未満にしましょう。

4時間以上で働くと、働かない方がむしろ収入が高いケースまであり得ます。

「支援指示(受講給付金あり)」で職業訓練校に通う人は、

  • 週20時間未満
  • 自分の収入が月8万円を超えないこと
  • 世帯の収入が月30万円を超えないこと

の3点に気をつけて働きましょう。

「支援指示(受講給付金なし)」「受講推薦(給付なし)」で職業訓練校に通う人は、週20時間未満であれば、どう働いても構いません。

受けたい講座のお得な探し方は?

STEP
まずは、職業訓練校を探す

まずは自分の学びたい分野や、取りたい資格の職業訓練校がないかを探しましょう。

職業訓練校の最大のメリットは受講料が無料であることです。

通学はもちろん、eラーニングの職業訓練もあります。

また、訓練期間中には雇用保険の基本手当がもらえたり、月10万円の職業訓練受講給付金を受けながら通うこともできます。

給付面の手厚さで言うと、職業訓練校がぶっちぎりでお得です。

こよおじ

新卒者を対象とした長期間の職業訓練は受講料有料の訓練もありますが、かなり格安ですので、第一の選択肢としていいでしょう。

STEP
専門実践教育訓練給付+教育訓練支援給付金で受講できないかを検討する

専門実践教育訓練教育訓練給付と教育訓練支援給付金を組み合わせると、職業訓練校まではいかないまでも、かなり手厚い給付を受けることが出来ます。

職業訓練校で学びたい分野がなかった人は、次の選択肢はこの組み合わせになるでしょう。

こよおじ

ただし、通信や夜間の講座、受講開始日の時点で45歳以上の人は教育訓練支援給付金が使えませんので注意です。

STEP
専門実践、特定一般、一般教育訓練給付を使って受講する

教育訓練給付の給付率は

専門実践>特定一般>一般

の順に高いです。

よって、学びたい講座が、

①専門実践教育訓練給付に対応していないか

②特定一般教育訓練給付に対応していないか

③一般教育訓練給付に対応していないか

の順に探していきましょう。

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