【専門実践?特定一般?一般?】3種類の教育訓練給付金の違いを表にまとめてみた。

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  • 教育訓練給付金の種類の違いって一体なんなの?
  • 教育訓練給付金の種類が多くて、一体どれを使えばいいかよくわからない・・・

あるあるです。

「◯◯教育訓練給付金に対応」とチラシで見かけても結局どうなのか分かりませんよね。

そこで、各給付金の特徴を簡単にまとめてみたのでご覧ください。

この記事を読めば
  • 3種類の教育訓練給付金の大まかな特徴を理解できます。
  • どの教育訓練給付金から講座を探していくべきなのか分かります。
この記事を書いた人

こよおじ(雇用保険おじさん)

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目次

3種類の教育訓練給付金を表にまとめてみた。

教育訓練給付
種類
給付額給付の
受けやすさ
対象講座の数対象講座の
専門性
専門実践 or ×
特定一般×
一般×✖️

3種類を比較するとこのようになります。

分かりやすく、全ての給付を相対評価としました。

3種類の教育訓練給付金の比較(専門実践・特定一般・一般)

給付額の比較(専門実践・特定一般・一般)

給付額は、専門実践教育訓練給付の圧勝

具体的に書くと

  • 専門実践教育訓練給付金:講座の70%支給(年最大56万円で最長4年)
  • 特定一般教育訓練給付金:講座の40%支給(最大20万円)
  • 一般教育訓練給付金:講座の20%支給(最大10万円)

となり、専門実践教育訓練給付金が頭一つ抜けています。

さらに、

教育訓練支援給付金を使うことで、他の給付の追随を許さないほどぶっちぎってお得

になります。

教育訓練支援給付金が使えることが専門実践教育訓練給付の大きなメリットです。

教育訓練支援給付金を簡単に説明すると、講座を受けている間、ずっと生活費を給付してもらえるような制度です。

この制度を使えば、年に100万以上給付されるケースも多く、給付額は他の追随を許さないほど手厚い給付が受けられます。

ただし、この制度を使えるのは、昼間の通学の専門実践教育訓練給付を受ける人のみです。

教育訓練支援給付金について詳しく知りたい方は下の記事をお読みください

このように、給付額では専門実践教育訓練給付が他を寄せ付けないほど圧倒します。

給付の受けやすさの比較

教育訓練給付
種類
必要な雇用保険加入の期間(初回)必要な雇用保険加入の期間(二回目以降)キャリアカウンセリング
がいるかどうか
専門実践2年3年いる
特定一般1年3年いる
一般1年3年いらない

専門実践教育訓練給付金は給付額も高いため、初回利用でも2年間は雇用保険をかけておく必要があります。

また、在職中の人だけでなく、仕事を辞めた人も受けることができます。

その場合は仕事を辞めてから1年以内に受講を開始してください。

手続き面では、一般教育訓練給付以外は受講前に専門家のキャリアカウンセリングを受ける必要があり、少し面倒です。

受けやすさの面から言うと、

  • 雇用保険の加入期間も1年でいい
  • キャリアコンサルティングもいらない

ことから、一般教育訓練給付が最も手軽に受けられると言えるでしょう。

こよおじ

ただし、キャリアカウンセリングを受けるのは手間の問題ですので、それほど心配する必要はありません。

対象講座数の比較

教育訓練給付の種類対象講座の数
専門実践2,670
特定一般517
一般11,431
(参考:第180回労働政策審議会職業安定分科会雇用保険部会資料・2022.10月時点の数)

圧倒的に一般教育訓練給付が多いです。

自分の興味がある分野が見つかる確率は一般教育訓練給付が一番高いでしょう。

ただし、資格によっては制度をまたいでいる場合もあります。

例えば、社会保険労務士試験の講座は

  • 特定一般教育訓練給付
  • 一般教育訓練給付

どちらにも対象講座があります。

ですので、基本的には給付率が高い

STEP
専門実践教育訓練給付に対応した講座はないか?
STEP
特定一般教育訓練給付に対応した講座はないか?
STEP
一般教育訓練給付に対応した講座はないか?

という探し方が良いでしょう。

対象講座の専門性

専門性が最も高いのが専門実践教育訓練給付です。

専門実践教育訓練給付は、習得するのに2年、3年かかるような講座にも対応しているのが特徴です。

他の制度にこのような長期間の対象講座はありません。

例えば3年間学校に通えば、まったく新しい分野を1から学び直すことができるでしょう。

その結果、まったく違った分野での再就職も可能となります。

学校に数年間がっつり通って一からやり直したいという人は専門実践教育訓練給付がいいでしょう。

専門実践教育訓練給付の人気講座はこちらの記事からご覧ください。

まとめ

  • 給付が高いのが専門実践教育訓練給付
  • 対象講座が多いのが一般教育訓練給付

教育訓練給付金はなりたい自分になるために使うものです。

そのために、どうせ補助してもらうなら高い金額の方がいいですよね。

ですので、しつこいようですが、

  1. 専門実践教育訓練給付金
  2. 特定一般教育訓練給付金
  3. 一般教育訓練給付金

専門実践教育訓練給付金から見ていき、なければ下に降りていく。

そして、最後に一般教育訓練給付に受け止めてもらうというイメージです。

この順番で対象講座を探しましょう。

受けたい講座のお得な探し方は?

STEP
まずは、職業訓練校を探す

まずは自分の学びたい分野や、取りたい資格の職業訓練校がないかを探しましょう。

職業訓練校の最大のメリットは受講料が無料であることです。

通学はもちろん、eラーニングの職業訓練もあります。

また、訓練期間中には雇用保険の基本手当がもらえたり、月10万円の職業訓練受講給付金を受けながら通うこともできます。

給付面の手厚さで言うと、職業訓練校がぶっちぎりでお得です。

こよおじ

新卒者を対象とした長期間の職業訓練は受講料有料の訓練もありますが、かなり格安ですので、第一の選択肢としていいでしょう。

STEP
専門実践教育訓練給付+教育訓練支援給付金で受講できないかを検討する

専門実践教育訓練教育訓練給付と教育訓練支援給付金を組み合わせると、職業訓練校まではいかないまでも、かなり手厚い給付を受けることが出来ます。

職業訓練校で学びたい分野がなかった人は、次の選択肢はこの組み合わせになるでしょう。

こよおじ

ただし、通信や夜間の講座、受講開始日の時点で45歳以上の人は教育訓練支援給付金が使えませんので注意です。

STEP
専門実践、特定一般、一般教育訓練給付を使って受講する

教育訓練給付の給付率は

専門実践>特定一般>一般

の順に高いです。

よって、学びたい講座が、

①専門実践教育訓練給付に対応していないか

②特定一般教育訓練給付に対応していないか

③一般教育訓練給付に対応していないか

の順に探していきましょう。

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